退職代行は新卒でも使える?入社すぐ・研修中に辞めたいときの注意点

新卒で入った会社を、入社すぐに辞めたい。しかも自分では言い出せない。そんな状態で退職代行を調べると、「新卒なのに使っていいのか」「親や会社に怒られるのでは」と不安になります。

結論から言うと、退職代行は新卒でも使えます。入社すぐ、研修中、試用期間中でも、退職の意思を伝えること自体は可能です。

ただし、新卒の場合は、親や緊急連絡先への連絡、貸与物、研修費、第二新卒転職への影響など、事前に確認したいことが多いです。この記事では、新卒が退職代行を使う前に知っておくべき注意点を整理します。

退職代行ガーディアンに新卒でも相談できるか確認する

この記事の結論

  • 退職代行は新卒でも利用できる
  • 入社すぐ・研修中・試用期間中でも、退職の意思を会社へ伝えることは可能
  • 新卒で一番注意したいのは、退職そのものより、親連絡・貸与物・研修費・次の転職の整理
  • 有給や退職日、未払い給与まで相談したいなら、民間業者より労働組合系・弁護士系を検討する
  • 損害賠償、研修費返還、慰謝料、訴訟など法的な話が出ているなら弁護士相談も視野に入れる

厚生労働省の公表では、令和4年3月卒業者の就職後3年以内離職率は、新規大学卒で33.8%、新規高校卒で37.9%です。新卒で辞める人は、決して珍しい存在ではありません。

問題は「辞めること」そのものではなく、辞め方を雑にして、親連絡・貸与物・転職理由であとから困ることです。

退職代行は新卒でも使える?

使えます。新卒であっても、会社と労働契約を結んで働いている以上、退職の意思を示すことはできます。

無期雇用の場合、民法では退職の申入れから2週間で雇用契約が終了する考え方があります。試用期間中や研修中でも、労働契約が成立している点は変わりません。

ただし、実務では次の点を分けて考える必要があります。

確認すること ポイント
退職の意思を伝えられるか 新卒でも可能
今日から出社しない形にできるか 有給・欠勤・会社との合意で調整
雇用契約上の退職日 会社との合意や雇用形態で変わる
研修費や貸与物 会社から確認されやすい
親や緊急連絡先 新卒は連絡先が親になっていることが多い

「新卒だから退職代行は使えない」ということはありません。ただし、勢いで依頼する前に、会社へ何を伝えてほしいかを整理しておきましょう。

入社すぐ・研修中でも辞められる?

入社すぐや研修中でも、退職を申し出ることはできます。

新卒の場合、会社から「まだ研修中なのに」「育成コストがかかっている」「同期に迷惑がかかる」と言われることがあります。たしかに会社側の感情はあるかもしれませんが、感情と退職の可否は別です。

退職代行を使うべきか迷うのは、次のような状態です。

使う前の不安

入社して数日・数週間で辞めるのは非常識ではないか。

使う前の不安

研修中に辞めたら研修費を請求されるのではないか。

使う前の不安

親や大学に連絡されるのではないか。

使う前の不安

次の転職で短期離職が不利になるのではないか。

確認ポイント

退職日、貸与物、親連絡、研修費、第二新卒転職を分けて確認する。

入社すぐに辞める場合ほど、退職理由を長く説明しようとすると話がこじれます。退職代行へは、入社日、雇用形態、研修中か、次の出社日、会社からの連絡状況を先に伝えてください。

新卒が退職代行を使うべきケース

新卒でも、次の状態なら退職代行を使う意味があります。

  • 上司や人事に退職を言い出せない
  • 会社から強く引き止められそう
  • 朝起きると涙や吐き気が出る
  • 研修中からパワハラ・暴言・長時間拘束がある
  • 会社からの電話やLINEを見るだけで動悸がする
  • 今日から出社したくない
  • 親や会社に説明する気力が残っていない

退職代行は「楽をするため」だけのものではなく、会社と直接話すことで心身が削られる状態を切り離すための手段です。

一方で、まだ上司や人事と冷静に話せる、退職日や引き継ぎを相談できる、次の転職先を在職中に探せる状態なら、自分で退職を伝える選択肢もあります。

新卒が退職代行を使うデメリット

新卒で退職代行を使う場合、次のデメリットは見ておきましょう。

デメリット 対策
短期離職の理由を次の面接で聞かれる 不満ではなく、次に改善したい軸で説明する
親や緊急連絡先へ会社が連絡する可能性 申込前に家族連絡NGを伝えられるか確認
貸与物返却が残る 保険証、社員証、制服、PCをリスト化
研修費返還などを言われることがある 文面を保存し、法的対応が必要か確認
有給がほぼない場合がある 欠勤扱い・退職日の扱いを確認

新卒は入社から日が浅いため、有給がまだ付与されていないこともあります。その場合、「有給で出社しない」ではなく、欠勤扱いや会社との合意で最終出社を止める形になることがあります。

「退職代行を使えば全部なかったことになる」わけではありません。退職届、貸与物、会社書類、次の転職理由は自分側でも整理が必要です。

親や緊急連絡先に連絡される?

新卒で特に多い不安が、親や家族への連絡です。

退職代行を使っただけで、必ず親に連絡されるわけではありません。ただし、新卒は会社に登録している緊急連絡先が親になっていることが多く、本人と連絡が取れない場合に安否確認として連絡される可能性があります。

親連絡を減らすには、次を先に整理してください。

  • 緊急連絡先が誰になっているか
  • 会社登録住所が実家か
  • 会社から本人へ電話やLINEが来ているか
  • 貸与物を返せる状態か
  • 退職届を郵送できる状態か
  • 会社へ「本人・家族へ直接連絡しないでほしい」と伝えてもらえるか

詳しくは、退職代行を使うと親に連絡される?会社から家族へ連絡されないための対策でも整理しています。

親バレが怖い人ほど、申込前に「家族連絡が不安」と最初に伝えてください。

研修費や損害賠償を請求される?

新卒で入社すぐ辞めると、会社から「研修費を返せ」「損害賠償を請求する」と言われるのではないかと不安になります。

一般的には、普通に退職するだけで高額な損害賠償が認められるケースは多くありません。ただし、会社から具体的な請求や脅しが出ている場合は、退職代行だけで判断しないほうが安全です。

次の言葉が出ているなら、必ず相談時に共有してください。

  • 研修費を返せ
  • 損害賠償を請求する
  • 懲戒解雇にする
  • 親や大学に連絡する
  • 退職届を受け取らない
  • 給料を払わない

法律的な請求や示談、訴訟まで絡む可能性があるなら、弁護士相談が必要になることがあります。民間業者、労働組合、弁護士で対応範囲が違うため、ここは隠さず伝えてください。

第二新卒転職はどう考える?

新卒で退職代行を使う場合、退職後の転職もセットで考えます。

短期離職そのものは不利になることがあります。ただし、第二新卒枠では、職歴の長さよりも「次に何をしたいか」「同じ失敗をどう避けるか」を見られることが多いです。

面接での説明は、会社批判に寄せすぎないほうが安全です。

NG寄り 言い換え例
上司が最悪だった 自分に合う育成環境や業務内容を見直した
ブラック企業だった 働き方と仕事内容のミスマッチが大きかった
研修が無理だった 実務内容を経験し、別の職種適性を考えた
とにかく逃げたかった 体調面も踏まえ、早期に環境を変える判断をした

退職代行を使ったこと自体を面接で細かく話す必要はありません。聞かれたら、退職手続きは外部窓口を使ったと簡潔に説明し、次の職場でどう働きたいかに戻しましょう。

第二新卒の転職準備は、新卒1年目で「もう辞めたい」と思ったら20代で仕事を辞めたい・転職したいときの動き方も参考にしてください。

申込前チェックリスト

退職代行へ申し込む前に、次を確認してください。

  • 入社日
  • 正社員、契約社員、派遣社員、アルバイトなどの雇用形態
  • 研修中か、試用期間中か
  • 次の出社予定日と始業時刻
  • 会社から電話やLINEが来ているか
  • 有給が付与されているか、不明か
  • 保険証、社員証、制服、PC、鍵などの貸与物
  • 緊急連絡先が親かどうか
  • 研修費、損害賠償、懲戒解雇などを言われているか
  • 退職届を郵送する必要があるか
  • 退職後に転職活動を始める準備があるか

退職届が必要になりそうなら、先に退職届PDFメーカーで作っておくと、相談後に郵送しやすくなります。

新卒で退職代行を使うときは、退職の意思だけでなく「親連絡」「貸与物」「次の転職」まで同時に整理するのがコツです。

退職代行ガーディアンに新卒・研修中でも対応できるか相談する

まとめ

退職代行は新卒でも使えます。入社すぐ、研修中、試用期間中でも、退職の意思を会社へ伝えることは可能です。

ただし、新卒は親や緊急連絡先、研修費、貸与物、第二新卒転職への影響が絡みやすいです。勢いで申し込む前に、会社情報、出社予定、貸与物、親連絡の不安、会社から言われていることを整理してください。

心身が限界で会社と直接話せないなら、退職代行は選択肢になります。大事なのは、退職代行を使うかどうかより、辞めたあとに自分を立て直せる形で進めることです。

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参考にした情報源

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